ダンドルボードとは


韓国宮殿のオンドルの煙突
 「ダンドルボード」とは韓国の“オンドル”から私がとってつけた名称であります。韓国では昔から暖房の方式としてはオンドルしかありませんでした。
 約半世紀の間、日本の統治下にあった時代に「温突」と書いてオンドルと発音しておりました。そもそもオンドルという言葉は純粋な古来からの韓国語であるために、これに該当する漢字はありませんでした。従って、いまでも固有の名詞としてそのまま使用されております。

 さて、オンドルの語源と意味はどんなものかと言えば、オンドルの「オン」は韓国語であれ、日本語であれ、感じとして「温」と「暖」を感じます。それが発音として出たものであります。オンドルの「ドル」は韓国語で石という名詞であります。従って、オンとドルを合成すれば、「オンドル」となる訳であります。
 実際にオンドル部屋の構造と言えば、床下の地面に束石を立てて、その上部に平面の石を敷設し、表面と敷設した石の隙間に粘土を詰め、またその表面に和紙(生大豆油、または生ゴマ油に浸した)を、下地の袋貼りの上にもう一度袋貼りして表面を平らに仕上げるものであります。それを、「ジャング・パン」と呼んでおります。そのジャング・パンも固有の名詞であるため、あて字しかありません。発音からして、ジャング=「丈」、パン=「板」で合成語として「丈板」になります。

オンドルの焚き口
 「温突」と書いてオンドルと発音する理由は、前述した断面の構造から説明すると、床下の束石の低い部分から少しずつ高くなり、最も高いところに煙突を取り付け、そこから熱気と煙を吸い出すようになり、また最も 低いところにカマドを設置して薪を焚いて熱気と煙を送る仕組みになっておりました。(一時期“練炭”を使用したときがありましたが、1988年にオリンピックがソウルで開催されたのを期に災害防止のため国策として廃止されました。)
 熱気と煙がカマド(竈)から煙突を通して排出する間に敷設された平面の石は蓄熱され、そこから発する自然石を遠赤外線の波力によって長時間の暖房効果を与えるのがオンドルであります。
 それを長年にわたって近代的に改良し、日本の建築に適合させたのが「ダンドルボード」であります。
 私はこの韓国のオンドル文化を日本に普及させるために努力してきました。
 現在、韓国では新築家庭の100%にオンドル式床暖房が施工されております。日本社会でも必ず近い将来には文化的な生活を営むためにはダンドルボード床暖房が役立つことを信じております。 
株式会社 ダンドル 技術顧問 洪 起華 
オンドルの焚き口の写真は『川は誰のものか?』さんのウエブサイトより流用させていただいております。

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